好きな画家・デザイナー

ハタラクマ

2007年06月17日 13:51

美術館や展覧会に出かけるのはなかなかよいものですが、
鑑賞する状況はなんとかならないものかなあ。
と。
たまに思います。
先日思いつきで行ってみた、エルミタージュ美術館展なんか、特にそうでした。

人でごった返していて、とてもじゃないですがゆっくり鑑賞できるような環境ではありません。
解説や時代背景をつけるのも良し悪しで、あればあるなりに奥深さを感じたりもできますが
極小さな文字で書かれたそれを読むことに時間をとってしまったり。
またその解説自体が小難しくてよくわかんなかったり。

出るころには、どっと疲れて地下鉄までの道のりが遠かった。

でも疲れの一番の原因は、その絵画たち自体が、私にとってあまり興味引かれるものでは
なかったからなのだと思いました。結局は(^_^;)

私が好きで、もう一度展覧会が近所であれば行きたいなと思うのは、エッシャーかな。
もともと緻密なものや、不可思議なものが好きだからということも理由のひとつです。
小さい頃に目にしてわくわくしていた感覚を、何となくですが思い出す「だまし絵」は
今見てもやっぱりええなー好きだなあと思います。
(何で見たのかな?「チャイクロ」とかですかね?←ご存知ですか?チャイクロ。
「チャイクロと~♪い~いっしょに~♪」という、けだるい歌が頭の中でぐるぐる…)

ハウステンボスの「ミステリアスエッシャー」にはもう一回ぐらい行きたいですし、
京都での展覧会で買った図版は大事に大事に手元にとってありました。
(引越しのごたごたで行方不明…涙)
3D Escherという、エッシャーの絵を3Dで表現してしまったネットのギャラリーも大好きで
たまにのぞきに行きます。

「メタモルフォーゼ」という横にびろーんと長い版画作品があるのですが、
順に左から右へと視線をたどりながら、思わず「お前はヒマか」と突っ込みたくなる
連想ゲームのような変化と一点の狂いもない精緻さ。
いえ、エッシャーに「ヒマか」と突っ込んでたら、ほぼ全作品そうなっちゃうのですが。

プロダクトデザインで好きなのは、柳宗理かな。
高くて手を出せないものは置いておくとして、数年前に自分へのごほうびとして
つや消しのケトル(「やかん」です)を6000円ぐらい出して買ったときは、
やかんに6000円てお前はあほか。と、自分に突っ込みを入れました。
でもどうしてもそのときほしかったのです。6000円のやかん。美しかった。
お湯が早く沸く優秀なやつでした。


それではお次、忙しいさなか申し訳ないのですが今井さん。
「わかっちゃいるけどやめられない」という、ご自身のなかなか直らない
あまりよろしくない癖はありますか?

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